消防設備士



 1   消防設備士甲第4類S・52・09・26
この資格は電気工事士受験の時、電気工事会社に就職されていた先輩と電車で一緒になり、色んな話を聞かせて頂きました。
大手の工事会社の年配者は無免許者が多い・・・・特に、気になったのが、電気工事士の資格を取得すれば、消防設備士という資格が乙種をとばして上位資格の甲種を受験出来る。少なくとも、甲種4類(火災警報装置関係)乙種7類(漏電警報器関係)は電気工事士として必須の資格だ言われた事でした。建築関係に復職する予定が狂い、仕事は充分有るし、同業者(建築業者)も紹介するので、電気工事屋として開業するように説得されていた時期でしたので開業したばかりの友人(高校の同級生)から受験情報を得て、申し込みに消防署に行ったところ、昨日が締め切りだから来年どうぞと言われたので、がっかりしていたら、別の係の方が、もしかしたら、隣県の佐賀県は明日が締め切りじゃなかったなと言われ、電話で確認して頂きました。但し、受験地と合格した場合の交付者が佐賀県知事になるけど、資格は全国共通との説明が有りました。とりあえず受験手続きをすませ、本屋さんへ直行しました。例によって過去問集を見たら電気に関する部分は免除になり比較的に理解出来たので、購入し、その一冊を丸暗記しました。試験場では同郷の高校の後輩と出会い、試験直前まで世間話に花を咲かせました。そのせいか、合格発表に後輩の番号が無く、今も気になっています。私は何とか合格して、交付者が唯一佐賀県知事の免許を取得出来ました。

 2   消防設備士乙第6類S・61・10・20
電気工事業者には必須と思われたので同じく乙種7類と同時受験をしました。最近の問題傾向は知りませんが当時は、複数受験すると問題は同時に配布され、種別が違っても共通の問題が多く、他の種の問題を熟読すると答えのヒントとなるような記述が多かったように思います。
消防設備士試験共通事項:免除規定を利用しないことが合格のポイントです。
科目免除ならOKですが、科目の一部を免除すると云う規定にはよく考えると落とし穴が有るのです。自分の場合で言うと、電気に関する問題が免除になるのですが、この免除になる問題はほぼ100%の正答率が見込める部分です。免除規定を使うと免除部分を除いて、合格基準に達しているか判断されます。つまり、免除部分は100%の正答ではなく、合格基準60%の評価しかされていないのと同じ事です。
参考:筆記試験において、各科目毎に40%以上で全体の出題数の60%以上、かつ、実技試験において60%以上の成績を修めた者を合格とします。なお、試験の一部免除がある場合は、免除を受けた以外の問題で上記の成績を修めた者を合格とします。

 3   消防設備士乙第7類S・61・10・20
消防設備士乙第6類とのW受験でした。上記のように、免除規定を利用せず一発合格できました。

 4   消防設備士甲第1類S・62・10・20
この試験は同時受験した甲第2類と共通部分が多く、法令の基本部分は3年連続受験と云う事でほぼ、全容を把握していた事と、各種の受験を体験していた時期であったので合格する為のコツが何となく身に付いていたように思う。振り返って見れば子育ての最中(2男2女)だったはずだが、長女を最初に風呂に入れた際に失敗し、それ以来お声が掛からなくなり、些事に煩わされる事無く好きなこと(資格取得)に力点を置けた事が結果的に幸いしたようだ。

 5   消防設備士甲第2類S・62・10・20
これも本来の業務から言えば必要無い物だったが、消防設備全般の知識を得る為には、10回本を読むより、資格を取った方が早いし、顧客からの信頼も得られるとの考えだった。実技の部分ではかなりいい加減な事を書いた記憶があるが結果は合格だった。

 6   消防設備士甲第5類S63・10・25
避難設備なので、実際作業に関わることは無いと思っていたが、ここまで来たら全種目制覇の意欲も出てきたし、上記の事も併せて考慮し受験に望んだ。残念なことに、W受験の消防設備士甲第3類は不合格だった。

 7   消防設備士甲第3類H・01・10・25
最後に残った消防設備士甲第3類は単独受験だったが、それまでの積み重ねにより比較的簡単に合格できて、この時点での全種目制覇をやり遂げることが出来た。



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