宅建・その他



 1   危険物取扱主任者乙4類S42・12・01
数少ない他校の友人に教えられて受験しました。当時業務経験が6ヶ月必要でした。ガソリンスタンドでのアルバイト経験が生かせました。勉強は友人からもらったテキスト1冊・問題集1冊でした。

 2   宅地建物取引主任者(宅建)S・43・06・18
現在でもこの資格に挑戦されている方は多数いらっしゃると思います。
高校を卒業して、建築関係の仕事をしていましたが、休日に新聞を見ていたら、宅地建物・・・受験申し込み期日の記事を見つけました。何の為の資格かも知らず、名称に建物と入っているので当時の仕事に将来役に立つかもしれない思い、受験申し込みをして、本屋でそれらしき、模擬試験+解説書を1冊購入しました。試験日までそれを丸暗記しましたが、建築基準法の細かい規定は手つかずでした。試験は当時の福岡大学高宮校舎でした。試験場近くまで行くと、それらしき人が大勢いましたが、不思議な事に、皆さん同じ本を持っていました。受験場の手前にその本が売られていました。この本は何ですかと尋ねたら、あきれ顔でこれは不動産小六法という本で、書込や、しおり、頁の目印がなければ試験場に持ち込める唯一の書籍ですと説明されました。受験者は殆ど持っているが、受験勉強の過程で書込をしたり、頁に折り込みの目印を付けている為、試験前のチェックで×になるので、最新版の新品を購入される人が多いので、販売しているが、あなたのような人は初めてだ、是非購入しなさいと奨められました。有り金をはたいて購入し、試験場に入り席につき、買ったばかりの本を見てびっくりしました。必死で暗記した事や、手つかずだった建築基準法の細かい規定や数字が完全に網羅されていました。但し量が膨大だったので、試験開始まで、索引を必死で覚えました。なんとか索引の見方が分かりました。試験はスムーズにいき、何とか合格出来るのではとの手応えを感じました。暫くして、合格通知が来ましたが、不思議な事に、期日と場所の指定があり、正式な合格証を渡すと記されていました。当日久留米地区の合格者が全員揃ったところで合格のお祝いの言葉と一緒に合格証は渡すがあくまでも、試験に合格されただけで、不動産業は開業出来ない。不動産業を開業するのには別の手続きが必要だとの説明があり、初めて資格の意味が理解できました。その後、近所の不動産屋さんが何人かでお祝いをして戴いたのを覚えています。
尚、当時の受験資格は高校卒以上か実務経験3年以上でした。
受験資格と当時の受験状況から見て最年少合格の部類だったと思います。
私の受験した時代は国家試験に移行してそう時期が経過していない時期だったので資格者を増やす傾向だった事が幸いしたと、思います。その後受験者の増大に伴い、問題レベルも上がり、合格者の総量規制のため合格ラインの変動につながり、難関の部類になっているようです。

 3   行政書士試験S・57・11・30
現在受験に挑戦しておられる方から顰蹙(ひんしゅく)をかうのを覚悟の上記述します。
私の数多い経験の中でこれほど、易しく、勉強らしい事をせず、合格した資格は他には有りません。受験をするきっかけは。友人の土地家屋調査士との世間話の中でお互いの資格について、話している中で、行政書士の資格も持っているとの事でした。難易度について尋ねたら、かなり難しい、特に論文(作文)試験がつかみ所が無く、課題も試験開始まで判明しない。自分も1回では駄目だった。だけど、君なら・・・・(中・高が一緒だったので私の得意分野を知っていた。)早速本屋さんに行き過去問集を見て、唖然としました。中学校レベルの問題の羅列でした。本を間違ったのかと思い、何種類か見ましたが、結果は同じでした。これだったら、何もしなくても合格できると確信しました。しかし、試験案内が必要だったので、一番安くて薄い問題集を求めました。過去問を自宅で3回分やってみました。予想通り90%以上の正答率でした。間違えたのは殆ど国会議員の定数や国会の開催日等でした。それも解説部分に一覧表が有りましたので、コピーして時々眺めていました。試験当日の朝、困った事が発生しました。前日の作業に手直しが出たのです。それも当日の午後に検査が有るので午前中までにとの事でした。試験は13時から福岡市内でした。事情を話しましたが、自分としては仕事優先で今回は断念せざるを得ないと覚悟しました。
現場に行くと監督さんと現場員さんが待っていました。急な変更で他との関連での手直しだから、手伝いますと言われ、おかげで、2時間ほどで作業は完了しました。もしかすると間に合うかもしれないと思い家に連絡して準備してもらいました。家人に駅まで送ってもらい、途中おにぎりで朝昼兼用の食事をしました。試験開始5分前に到着し試験室内に入った瞬間自分がその場にいるのが場違いに思われました。それは、着席している人が殆ど女学生(短期大学・大学)でした。男性は2割くらいで、年配の方が多かったようです。論文(作文)の課題は行政書士がはたすべき役割でした私はこの試験にに限ってその業務内容は勉強していたので、スムーズにいきました。学科は過去問と同じようなレベルだったので、時間はかなり余りました。結果は当然合格でした。近年難しくなったとは聞いていましたが、昨年の問題を見たら確かに以前より遙かに難しくなっていました。個人的な印象では高校の教科書レベル+グローバルな一般常識というところです。難しくなった理由は合格者の総量規制の為に問題の難易度が上げられたように感じています。

 4   第三種冷凍機械責任者S・63・02・10
この資格は当時、パッケージエアコンの工事に携わっていた事・将来、設備管理の仕事に関係したいと云う希望が有った為、受験する事にしました。十代の頃真剣に高圧ガス作業主任技術者に受験を考えた事があり、それと同じ範疇の試験と云う事も動機の一つでした。勉強法は例の通り過去問集(解説付き)でした。専門的内容はお手上げでした。工業高校出身と云う事もあり、物理A・化学Aしか習っていないし、赤点を取らない程度の勉強しかしていませんでした。興味もありませんでした。ところが、第三種冷凍機械責任者試験では高圧ガス・物理的エネルギーの移動・変換等は避けて通れません。そこで、配点と、短時間で点を取れる部分と、最初から諦める部分を、詳細に検討しました。知識を得ることも重要ですが、当然、合格する事を優先しました。分析の結果、諦める部分を除いても、何とかなりそうでした。
何の試験にも共通事項ですが、配点・難易度等、情報収集&分析が重要で効率的勉強につながります。合格通知を受け取りましたが、合格と免許状交付は別物で実務経験が必要でした。県の担当部署に電話したところ、実務経験は証明が必要で、大型冷凍機の工事業者・設備管理業者でないと駄目だろうとの事でした。合格証は期限なしで有効との事でしたので、免許状交付は諦めました。ところが、法律改正で実務経験が、5HPに引き下げられました。当時、10HPのパッケージエアコンの工事も請け負っていましたし、友人がレストランを経営していて、季節の変わり目とかトラブル時のメンテ・修理に関わっていましたので、経験として認められるか再度、電話したところ、OKとの事でした。早速、交付手続きをして、免状交付を受けました。



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